長くなるブログと、プログラマーにも必要な体力作りについて

 ブログ記事の毎日更新を初めてもうすぐ3ヶ月になろうとしています。

 近頃気になっているのは、なんだか僕が書くブログ記事がどんどん長くなってきていないか、ということです。

 

 書き始めた当初はせいぜい800文字以内に収まっているような記事が多かったように記憶しているのですが、それがだんだん長くなって、近頃だと、ちょっと書きたいな、と思うことをきちっと書こうとすると2000〜3000文字になってしまいます*1

 そして、記事が長くなると、書くのがだんだん苦しくなってくるわけです。書ききった達成感もひとしおですが、何しろ時間がかかるので、精神的にも肉体的にも負荷が大きい。

 

 書きたいと思うことをきちっと書こうとするとどんどん長くなる、という現象は作家の村上春樹さんにも生じた現象です。

 

 

ぼくの場合は、作品がだんだん長くなってきた。長くしないと、物語というのはぼくにとって成立しえないのです。

 

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)』(p.81)より

 

 そうして、書こうとする作品が長くなっていくにあたり、きちっと体力をつけなければ作品に体が負けてしまう、と春樹さんは考えました。

 そこで春樹さんは、生活習慣を変え、走ることで基礎体力を作り、書くことに対して万全の体制を整えて行きました。彼がいかに走ったか、ということは、『走ることについて語るときに僕の語ること』というエッセイに詳しいです。

 

 

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

 

 

 

 作家業というとデスクワークですから、体力作りから入るのは意外に思われるかもしれません。

 が、現実的問題として、作家業を長期的に行っていくには体力が欠かせないのです。

 そこのところをきちっと認識して、きちっと取り組んだからこそ、春樹さんは世界的に評価される作品を書き続けられているのだ、と僕は考えます。

 

 日本を代表する大作家さんと、趣味でブログを書いている僕を比較するのもおこがましいですが、「書きたいことを書こうとするとどんどん長くなる」「体がそれについていかなくなる」というのはなんだか共通した現象です。

 ブログも長大な記事になってくると、書くのは楽しいけど苦しい、なんだかマラソンとか山登りみたいな活動になってくるわけです。

 

 体力づくりが大事だ、という話は、実は作家業に限りません。プログラマー界隈でもよく言われることです。体力がないとコードを書き続けられない。それなりの規模のソフトウェアをきっちりと開発しきることができない。

 そのため、ソフトウェア開発者としてしっかりとキャリアを築き、成功していくための心構えとTIPSをまとめた『SOFT SKILLS』という本では、いかいにして体を鍛えて体力を作り、健康を維持するか、について数十ページを割いて解説しています。

 また、2015年には、プログラマーの健康だけをテーマに取り上げた『ヘルシープログラマ』という本が出版されています。そのくらいに、プログラミングと体力作り・健康というのはきっても切れない関係なのです。

  

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

 

 

ヘルシープログラマ ―プログラミングを楽しく続けるための健康Hack

ヘルシープログラマ ―プログラミングを楽しく続けるための健康Hack

 

  

 だから僕には、趣味のブログで書きたいことをきっちり書くためにも、仕事のプログラミングでもきっちりとソフトウェアを開発しきるためにも、体力が必要なわけです。体づくりをきっちりと意識してやらなければならないわけです。

 近頃は、漫然と週2〜3回くらい、会社から走って帰る、ということしかしてませんでした。最低限の運動量は確保できているでしょうが、筋力をつけて長時間のタイピングに負けないようにする、文章やソフトウェアの設計を考え続ける精神的負荷に負けないようにするなど、まだまだ取り組む余地はあるように思います。

 あらためて体作りに励まなければならないな、ということを痛切に感じます。

 

*1:このへんのところはエンジニアらしく数字で判断つけたいと思うので、いつか、時系列でのブログ記事文字数をpython/pandasで集計してグラフ化したいと目論んでいます。が、今はまだ気分ががそこまで乗らないので先送り中。